増速ギアユニットとソフトシンクロ機能を内蔵したスピードシンクロのBT30マシニングセンタ専用の小型バージョン 『スピードシンクロ-Mini』がついに発売されました。
従来のスピードシンクロ モジュラーは、タップ加工の高能率化のシンプルかつ最も効果的なソリューションとして、主に自動車産業のユーザー様を中心に使われてきました。しかし、そのウエイトが3kgを超えるため、現在主流となりつつあるBT30主軸の小型マシニングセンタでは使用が難しい側面があり、その適用はBT40やHSK主軸に限定されていました。そこで、小型マシニングセンタ用にウエイトを2kg未満に抑えた、スピードシンクロ-Miniを開発致しました!
BT30主軸の小型マシニングセンタはMax6,000(min-1)までの高速同期タップ加工が可能な機械も多いのですが、スピードシンクロ-Miniを使用すれば、なんと最大約12,000(min-1)までの高速化が可能となります。しかも主軸回転数自体は下がるため主軸の加減速のレスポンスが大幅に向上し、結果的に30-40%もの加工時間の削減が可能となります。軽量ウェイトでATC速度を落とす必要もなく、消費電力削減効果・タップの寿命延長効果と併せて、驚異的な生産性向上を実現できます。
ファナック ロボドリルおよびブラザー スピーディオ用には専用のロッキングブロックを標準在庫していますので、当該機種の指定場所にブロックを固定するだけですぐにご使用いただけます。
これまで適用不可能だった切削速度領域を可能にするスピードシンクロ-Miniは、まさに小径タップの常識を覆す画期的な製品と言えるでしょう!
【基本仕様】
- BT30一体型
- ギア比 1:4.412
- 最大回転数(入力/出力)2,700 / 11,912 (min-1)
- ER11GBコレット使用でM1-M6に対応
- 内部給油圧 Max 70Bar
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